走行98000kmの2012年式インプレッサスポーツ。
時速60km辺りで車内に響くゴーという音。ハブベアリングだろうと思い交換するつもりでした。
その作業について少しだけ。
ちなみに純正品番。変わってるかもしれないので参考程度に
リヤハブユニット 28473FJ020
フロントハブユニット 28373FG000
スピンドルナット 902170049
作業
最初の難関
まず最初の難関がドライブシャフトです。固着しすぎて抜けません。ある程度予想はしていましたがここまでとは思いませんでした。
潤滑剤やキャブクリーナーを吹きながら叩いてを繰り返して抜けました。 *1
少し雲行きが怪しくなってきてますが、二つ目の難関が↓です。
二つ目の難関
ハブベアリング自体も固着しておりナックルから外れてくれません。
スラハンを使って引いていたらベアリングのインナーだけが外れてきてしまう始末。
仕方ないので表からハブベアリングの四本の固定ボルトの穴に少し長めのボルトを通してスラハンで引くも外れず。
ブレーキを分解してマイナスドライバーを隙間に突っ込んでハンマーで叩いたりしてみましたがそれでも外れず。
この時点でかなりの時間やっていて心が折れたのでナックルの分解をし始めました。
下の画像赤丸の部分、ボルトが少し刺さってる状態で叩いて、そこからできた隙間をマイナスドライバーやたがねなどでこじってバックプレートとナックルが分離。
分離してもまだバックプレートとベアリングが固着しており外れません。
色々やりましたがここまで来たらベアリング自体を裏から叩いて外せると思います。
ここまで来たら後は元の手順で戻すだけなので特に言うことはありません。
感想
本当に疲れて心が折れました。
調べているとこれくらいの年式の他のスバル車、86とかも同じような感じでかなり難儀しそうなので記事として残しておきます。
元々福井県で使われていた車両のようで、8万km時点で中古で購入しました。
下回りはそれ相応に錆びていてかなり面倒でした。
正直お店に任せた方が楽です。
雪国の方の整備工場なら難なくこなせそうな感じですが、愛知県ですとここまで錆びている車両も珍しいのでもしかしたらディーラーでも難しいのかなと思ったりしました。
スライディングハンマーよりもこんな感じの叩けるプライバーがあると良いなと思いました。
あと、固着している車両の足回りに大きいハンマーは必須です。
(STRAIGHT/ストレート) ハンマー 1.8kg 19-554
*1:キャブクリーナーは浸透が早いので使い分けると便利です。ラスペネをかけて放置し、叩く前にキャブクリーナーをかけるような使い方。